17.09.11 ドル円変動要因

9月11日のドル円は1ドル108.16円〜108.61円で推移しました(日本時間9時〜17時)。

チャートは以下の通りとなっております。

先週金曜日の市場のリスク回避姿勢による円買い→円高の流れから一転、緩やかな円安基調となり最安値は108.61円となりました。土曜日に建国記念日を迎えた北朝鮮がどのような動きを見せるか国際社会では警戒感が高まっておりましたが、金正日委員長が更なる核開発に励むよう技術者らを激励するに留まり、ミサイル発射や核実験等の具体的な軍事行動は見せずに終わった結果、地政学的リスクの高まりは一服したものとみた市場が緩やかに円売りを行なったものと思われます。

先週金曜の時点で円買いの材料となっていた米国へのハリケーン上陸懸念ですが、実際にフロリダ州には大型ハリケーン「イルマ」が上陸し、3人の死者が出る結果となりました。当該ハリケーンが今後発表される米国の経済指標(新規失業保険申請件数等)にどのような影響を及ぼすか、注目が集まるところです。